昨日は2017年を振り返ってみましたが、今日は山王ビールができるまでの半年間を振り返ってみます。
■ピアノ設置が決まるまで
1月、「たいようの醸造場」の直接的な運営には関係ないのですが、昨年9月より、アキナイ山王亭の管理をすることになり、年に2回、アキナイ山王亭を利用している団体や商店街の理事の方と現状課題や今後のことなどを話すのですが、そこで半年を経て、ようやく仮承認を得ることができました。
ここでしか言わないけど、交渉がとてつもなく下手な僕のかげに野口ありと僕が勝手に言うくらい、
理事の野口さんにはお店のお客さんとしてだけではなく、どうやって話をしたら、周りの人たちが聞いてくれるか、順序はもちろん、話し方だったり、色々と教えてもらいました。
このアキナイ山王亭、実は昨年9月に補助金がなくなることになり、
1度は出ていくと言った僕なのに、このアキナイ山王亭を続けたいという思いから、まあそこはしょうがないかと理解してくれた各団体のみなさんにほんと感謝しております。
今考えてみれば、この場所にいなければ、「たいようの醸造場」もなかったし、それがなければ今ここで出会った人たちとの繋がりもなかったし、さらにはビールもなかったかもしれない、そう考えると迷惑をかけた必然ではあるけど、その分、もっと貢献して、自立できるようにしていかないとですね。
ちなみに1年運営してみて、これもコレカラカイギメンバーのおかげなんですが、
カイギの活動を一旦停止し、再建に力を入れようということで色々とアイディアを出してくれました。
そのおかげもあって、家賃の一部、貸し出しで売り上がり、運営的にも少しだけ楽になりました。
■1ヶ月の冬眠期間
今でもたまに1週間とか休みをいただいているのですが、だいたいイベントなど続くと
というのがあるのですが、本音は少し立ち止まって考える時間が必要だと考えているのです。
でもこの時は考えるのもそうですが、これまでずっと走ってくれたスタッフそれぞれとご飯に行ったり、
そんな時間として使っていました。これからもたまに休むと思います。。。
■スケルトーンの開始
先ほど話したピアノ、これは僕が2年前、勢いで始めたピアノの先生、
別所さんとの出会いによるものでした。
元々はただピアノを習いたかっただけなのですが、別所さんがまた子どもたちと普段から接しているということもあって、いろいろな話をするようになりました。
ピアニストとして各種バンドでプロとして活動している中で、このような社会のことにもすごく興味ある姿が、なんだか惹かれるものがありました。
そんな中、昨年6月くらいに別所さんの元教え子の方がピアノがいらないのだけど、
これアキナイ亭に置いたら面白いんじゃないですか?と言われ、僕の頭はもうそれでいっぱいになり、
どうにかして、ピアノを置こうとするのですが、そこからが色々と失敗の連続で、、、、
最終的には、なかなか設置できず、その教え子さんすら困らせることになり、本当に苦心していたのですが、
仮でOKもらい、置けることになり、ピアノ設置の初日はということでスケルトーンを開催しました。
なんでこの企画を始めたのかとかそういうのはこちらに書いているのですが、
クローズのものをオープン化したら見えるものがあるんんじゃないかということと、
単純に生の音に触れて欲しいということで、開始しました。
実際その教え子の、もう名前言っちゃいますが、稲垣さんという方もその点に興味を持って、
僕に譲ってくれることになったので、それが実現して、嬉しかったのはもちろん、ホッとしたことを覚えています。
初回の思い出は、道ゆくある女性の方が、「私、生でピアノの音きくの何年振りだろう?」と興奮しながら、僕や別所さんに話しかけていたのを覚えています。
やり続けること、変わり続けようとすることと、焦ることは違うんだなということ。
そして、3月はビールの仕込みをしました。
ちょうど話を聞いてくれていた、今井田さんがぜひ様子を見たいと言うことで、
1日ずっといてくれてなにより心強いし、
こうやって興味があることにすぐ手をあげて行動できる人ってすごいですよね。
そして4月、この月のスケルトーンで下りのピアノを譲ってくださった、稲垣さんが来てくれました。
ちょうど調律を一度するタイミングで、どうせなら別所さんがいるタイミングがいいな〜と対面でき、心にあった重い何かがとてもいい気持ちに変わりました。
またこの稲垣さんが面白くて、くる人くる人友だちになっちゃうような明るさがあって、今ではスケルトーンに欠かせない人になってくれています。ものを上げることで繋がりができるって、まさにgiveの世界ですよね。
ものを渡してるんじゃなくて、そのつながりができることって考えると、先のファンクラブも通ずることがありますよね。
■いよいよビール発表
その前に、4月末、大下倉さんの丹後イベントにお手伝いに行きました。
その時にいたのがBBB楽団、1年前の小笠原で意気投合した両者が一緒にやるイベント、
正直、昨年から何かできたらと思っていたけど、いろいろな事情でできなかった大山さんに会いたいという気持ちもありました。
そこでの再会がいろいろな機になりました。
ビールが出来上がる、5月末、それは自分の38歳の誕生日でもあるわけなんですが、
そこで振る舞いイベントをやろうと決めたのでした。
そこから、戻ってきて、大山さんにビールを作りましょうと提案しに行った日、
BBB楽団がイベントに来てくれることが決定、その日の興奮は今でも忘れられません。
■この1年で1番緊張した日
それは、イベント前、ちょうど出張に行く前の日、ビールを一杯だけ試飲する瞬間でした。
初めてのレシピで作ったビール、こっちの思いで、作ったものが飲めるようなものでなかったら、来た人に迷惑をかけてしまう、、、一口飲んだ瞬間、そんな不安が解消されました。これは行けるんじゃないかと思ったのをすごく覚えています。
そこからの4日間、作った4/5である120Lが消費されました。
初日は、スケルトーン、別所さんのGFJBのメンバーも何人か来てくれたり、そういう嬉しさもあったけど、すごく久しぶりのメンバーだったり、いろんな人が楽しみにきてくれたのが嬉しかった。これまでも何かしらイベントをやって来たけど、自分が作ったものを飲んでもらうってこんなに嬉しいことなんだと感じました。
2日目は、BBB楽団 x 高蔵染、史上最高に盛り上がりました。アキナイ山王亭が熱気で溢れ、踊りに湧き、歓喜にあふれていました。盛り上がるだけが全てではないと思うけど、それでも一つの音を介して、バンドと観客が一体になる感じ、これにハマってしまうと、音楽の聞き方、体感しかたが変わりますよね。
それとこの日もたくさんの人が来てくれました!
3日目は、骨盤軸整体。考え方に惚れて、習った骨盤軸整体、これを体験していただこうと企画したのですが、オープン化してやるにはまだレベルが足りなかったですね、ちゃんと勉強し直して、また復活させたいと思っています。名刺に整体師って書いちゃったし・・・
4日目は、高蔵染デー。この日は大下倉さんとイベント前に、二人で山王神社にお参りに行きました。大下倉さんが大事にしている、見えない世界や感覚、いつもその姿勢に学ぶことがあります。
この日だけ写真があまりなく、、、それだけ濃い時間だったんだと覚えています。この日も駆けつけてくたBimBomBam楽団の大山さん、奥田さん、手島さんの3人による演奏も最高でした。そして何より大下倉さんの作品はもちろんですが、人柄を愛し、たくさんの人たちが来てくれること、1ファンである僕としてもすごく嬉しいです。
12月の時点では、まったく読めなかった展開がこの半年て待っていました。
ビール作りはもちろんですが、ピアノを会した別所さんや稲垣さんとの出会い、そして大下倉さんを会した、BimBomBam楽団との再会、そして久しぶりの仲間たちとの再会、イベントをやるのはなかなか大変で億劫なところもあるけど、何か意を決して行動に移せば多少荒くとも、周りの人たちに支えられ、形にできることを学びました。
それと同時にイベントの裏にはいつも助けてくれるスタッフやお客さんの影があり、ほんと感謝してもし切れないくらいです。でもその分、この場があったからこその出会いが模試あるのだとしたら、僕はそれが何より嬉しいなと感じています。
そんな感じで振り返り第2弾終了です!
ラストは2018年6月以降です〜。更新を楽しみにお待ちください!